歯科治療のQ&A

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お口の健康や治療・予防に関するご質問にお答えします

お口の健康や治療・予防に関するご質問にお答えします

兵庫県三田市の歯医者「吉原歯科医院」が、患者様から寄せられるよくあるご質問,にQ&A形式でお答えします。お口のトラブルやその原因、治療に関すること、予防に関することに大きく分けてご紹介しています。お口のことで不安に感じている方や受診を検討されている方の参考になれば幸いです。

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  • お口のトラブルに関するご質問
  • 治療に関するご質問
  • 予防に関するご質問

お口のトラブルに関するご質問

Q. 毎日ブラッシングしているのに、どうして虫歯や歯周病になるの?
A. 毎日しっかりブラッシングしているつもりでも、完璧なデンタルケアができている方はほとんどいらっしゃいません。誰でも少なからず見落としやみがき残しはあり、そこに虫歯歯周病になるリスクがあります。しかし、だからといって病気の予防をあきらめることはありません。毎日のブラッシングに加えて定期的に歯科医院で検診やメインテナンスを受ければ、お口へのダメージを最小限に抑えた予防が可能になります。
Q. どうして歯並びは悪くなるのですか?
A. 歯並びの乱れの原因には遺伝もあります。しかし、近年多く見られるのは、やわらかい食べ物が増え、食事で噛む回数が減ったことで顎の骨がしっかり発達せず、歯がきちんと並ぶスペースが不足してしまうというケースです。また、指しゃぶりのようなクセで歯並びが悪くなっているケースもあります。早期に対処できれば生活習慣の改善で予防できることもありますので、小さいお子様には特に気をつけてあげましょう。当院では矯正専門医が治療にあたりますので、ご希望の方はご相談ください。
Q. 親知らずは絶対に抜かなくてはいけないの?
A. いいえ、必ずしも抜く必要はありません。ただし、抜かなくてもいいのは、正しい位置にまっすぐ生えてきてその後不具合を起こしていない親知らずです。近年はそういった問題のない親知らずをお持ちの方はほとんどおらず、何らかのトラブルの原因となっているために抜歯するケースが多くあります。腫れたり虫歯になったりする前に、早めに診断を受けて適切な処置を受けるようにしましょう。
Q. 虫歯は遺伝すると聞いたことがありますが、本当ですか?
A. いいえ、虫歯は遺伝する病気ではありません。生まれたての赤ちゃんのお口に虫歯菌は存在しないのです。感染症である虫歯は、家庭内感染(母子感染)でうつります。食器やタオルの共有、キスなどのスキンシップで親から子へ感染するケースがほとんどであるため、遺伝するものだと誤解されているのかもしれません。ただし、虫歯への抵抗力を左右する歯質に関しては、遺伝が影響しています。当院の小児歯科では歯質強化に役立つフッ素塗布を無料で行っていますので、お気軽にご利用ください。
Q. 妊娠・出産をすると、赤ちゃんに栄養を奪われて歯がボロボロになるという話は本当ですか?
A. そんなことはありません。ただし、妊娠・出産・育児でお母さんが自分のことを後回しにしてしまうために、歯の状態が悪くなることは十分に考えられます。また、妊娠中はつわりによる嘔吐でお口の中が酸性になり、歯が溶けやすい状態になっていたり、つわりで食習慣が変わってそれまでのようにしっかりケアができなくなったりと、不衛生になりがち。さらに免疫力が低下して歯周病を発症しやすいのも妊娠中の注意点です。普段通りのケアができなくなったり異変を感じたりしたら、早めに歯科医院を受診して予防ケアを受けるようにしましょう。
Q. 歯ぐきから出血するのですが、歯周病でしょうか?
A. はい、ブラッシング時や固いものを噛んだときに歯ぐきから出血があるなら、歯周病の可能性が高いといえます。歯周病は放っておくとどんどん進行するので、深刻化しないうちに歯科医院を受診しましょう。

歯科治療に関するご質問

Q. 親知らずは、受診したその日に抜歯することはありますか?抜歯は痛いですか?
A. 基本的には初診時に診査・診断をし、次の来院時に抜歯を行います。ただし、初診で痛みや腫れがひどい場合には、薬で症状を抑えてその場で抜歯するケースもあります。局所麻酔をするので抜歯時の痛みはほとんどありませんが、押されているような感覚はあります。抜歯後も痛み止めが処方されますので、ご安心ください。
Q. 高齢の親が、使っている入れ歯が痛いと訴えるのですが……。
A. 入れ歯は次第に合わなくなってくるため、使用しながら適宜調整が必要です。外れやすくなったりズレて痛みがあったりするようでしたら、早めにご相談ください。合わないまま使い続けると、他に口腔内にトラブルを引き起こす心配があるからです。当院では、訪問診療も行っていますので、通院が難しい方にも対応可能です。いつまでも楽しく、そして快適に食事や会話をしていただくために、ストレスなく使える入れ歯をつくりましょう。
Q. インプラントは、見た目でわかりますか?
A. いいえ。インプラントは機能面だけでなく、見た目も非常に天然歯に近いので、他人が見ただけでインプラントだとわかることはほとんどありません。
Q. 矯正治療中に親知らずが生えてきたらどうすればいいですか?
A. 矯正治療中は、一定期間ごとにご来院いただいて経過を確認しながら治療を進めます。ですので、親知らずの予兆などはご自身よりも早く見つけられることが多くあり、その点を考慮した治療を行います。ある日突然生えてくるようなことはありませんのでご安心ください。
Q. 矯正治療中はスポーツをしないほうがいいですか?
A. 基本的に問題はありませんが、格闘技やコンタクトのある球技などで、顔面に何かがぶつかると装置で口の中を傷つけてしまうこともあるため、ある程度は注意が必要です。
Q. 詰め物・被せ物はどれくらいの期間使えるものですか?
A. 歯科技工物(詰め物・被せ物など)の寿命は、素材やメインテナンス方法によって異なります。一般的に、保険診療のものより自費診療のもののほうが長持ちしますが、定期検診などで健全に保たれているかどうかをチェックするとより安心ですね。

予防・口腔ケアに関するご質問

Q. 電動歯ブラシには効果がありますか?
A. 正しい使い方ができていれば、手みがきとは別の清掃効果が期待できるでしょう。しかし、ご自身が行うケアですのでやはり限度があります。みがき残しのない完璧な歯みがきができているかは疑問です。また、強い力をかけすぎて、歯や歯ぐきを傷つけていることもありますので、使用しているなら受診時・定期検診時などにご相談ください。
Q. 歯にいい食べ物を教えてください。
A. カルシウム・マグネシウムなどのミネラル分を豊富に含む食材がおすすめです。また、タンパク質などもしっかり食べて栄養バランスを考えた食事にしましょう。砂糖を含む甘い食材は、糖分がお口の中に残ると虫歯の原因となるので控えめに。
Q. 歯ブラシや歯みがき粉はどんなものを選ぶといいですか?
A. 歯が1本ずつ丁寧にブラッシングできるものを選びましょう。ヘッドが小さく動かしやすいもの、毛はナイロンで歯ぐきを痛めにくい「やわらかめ」で平らなもの、まっすぐな柄で持ちやすいものがおすすめです。歯みがき粉にはフッ素配合のものを選ぶようにしましょう。
Q. フッ素にはどんな効果があるのですか?安全ですか?
A. フッ素は、地中・海・川・植物・動物など、微量ながらも自然界のあらゆる場所に存在する自然環境物質です。歯質に塗ると酸への抵抗力(溶けにくさ)を強化する効果が期待でき、虫歯に強い歯にすることができます。
Q. 入れ歯の洗浄剤はどんなものがおすすめですか?
A. 入れ歯洗浄剤には、汚れを取り除き口臭予防効果がある「過酸化水素系」と、カンジダ菌や微生物を除去できる「酵素系」があります。目的や用途に合わせて選びましょう。一般の歯みがき粉には研磨剤が入っているため、入れ歯の清掃に使うと入れ歯を傷つけ、その傷が細菌繁殖の温床となってしまうので注意してください。汚れ落としも歯ブラシではなく、やわらかい専用のブラシを使います。